2013年9月28日土曜日

バーテックスIV、高い

バーテックスIVというスウェーデンのHaglöf社の樹高測定器が日本の森林・林業界の標準になっていますが、最近の円安のせいもあってか、ついに20万円を超えるような国内価格になっています。

なぜこんな簡単な作りのものを日本企業は作ることができないのでしょうね?日本品質で作れば世界中で売れまくることは間違いありません。NIKONのレーザー距離計Forestry Proは価格もわずか4万円と安いのですが、残念ながら国内販売がなく(NIKONなのに)アメリカから輸入するしかありません。

おかげで日本の樹高測定器はスウェーデンのHaglöf社の独擅場となっています。実際、バーテックスIVは高性能で使いやすく、樹高のみならず距離や角度なども測れてとても便利です。

しかし、音波を使って距離を測っていることによる弱点があります。雨にとても弱いのです。この前も雨が突然降ってきたので、急いで仕事を終わらせようとしたのですが、雨の音によって距離が出なくなってしまい、最後は巻き尺を使って距離を測りました。また、近くで複数台のバーテックスIVを同時に使うと、正確な距離が出なくなってしまいます。

こんな弱点だらけの機械ですが、これに対抗できる国産品がないというのは本当に残念です。

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