2014年11月10日月曜日

自動車の速度計は間違っている?

自動車にカーナビを取り付けていると、走行速度が表示されるのではないかと思います。その数値が自動車の速度計と異なっていることに気づいた人は多いのではないでしょうか?GPSは誤差があるので速度もあてにならないと思われたかもしれませんが、正しいのはGPSの速度です。


GPSが速度を計算するアルゴリズムは個々のメーカーによってノウハウがあると考えられ、それが公開されていない以上どうなっているのかはわかりません。しかし、基本的には一定時間内に移動した水平距離をその時間で割っていると思われます。

高速で移動している場合には水平距離が長くなるので、GPSの数メートルの測位誤差は吸収されてしまい精度の高い速度が出ていると思います。ゆえに、高速な自動車であれば正しい速度がわかりますが、低速な歩行であれば速度の精度は悪くなると考えられます。

一方、自動車の速度計の精度が悪い(実際の速度よりたいてい速い)のは、車検場において自動車の速度計が40km/hのときに、計測した速度が31.0km/h以上42.5km/h以下の範囲にあるものを合格としているからです。安全を考えて速度計の数値が実際よりも速く表示されるようになっているようですね。

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