(出展:Wikipedia)
日本の道路の速度規制は不可解です。最高速度で走っていたら後ろに車が数珠つなぎになって煽られてしまいます。実際のところ、最高速度より10km/hオーバーまでは許されると自動車教習所で習いました。しかし、最高速度+10km/hで走ってもその状況はたいして変わりません。最高速度+20km/hくらいで走ってようやくスムーズに走れるようになります。でも、このスピードだと運が悪いと警察に捕まってしまいます。
警察もふだんは厳しい取り締まりをしないのに、ときどきノルマを消化するために厳格な取り締まり(ねずみ取り)をやっていることがあります。これが何を意味するのかというと、最高速度+αのマージンは警察の裁量に任されているということです。ドライバーの態度が気にくわなかったり反則金が欲しかったりするときは現場の警察官の裁量で取り締まることができるわけで、このマージンこそが日本の警察権力の源泉です。
日本の警察はこのように裁量で取り締まれる権力を保有していて、例えばソープランドのようなグレーゾーンにある施設は一応泳がせておいて、警察が勝手に作った自己ルールに違反したりすれば警察の裁量でお取りつぶしにすることもできるわけです。その裁量を悪用して警察幹部が風俗産業から接待受けたりしていますね。これは日本が法治国家ではなく警察国家であることを意味しています。こんな不当な公権力によるスピード違反の取り締まりに対しては我々もGPSというハイテク機器で対抗するしかありません。
諸外国のスピード違反の取り締まりはどうなっているのでしょうか?
オーストラリアでレンタカーを運転していたときに、日本のように最高速度+10km/hは大丈夫だろうと根拠もなく思い込んでいて、たったの数km/hオーバーでオービスに捕まりました。日本まで違反を通告する手紙が届いたので、クレジットカード決済で反則金を払いました。「治外法権」だから踏み倒せばいいかとも思ったのですが、レンタカー会社に相談したら手数料を上乗せして後日レンタカー会社から請求することになると言われたのであきらめました(笑)。
アメリカではこれまで相当長い距離を運転しましたが、スピード違反で捕まったことはありません。郊外の道路では最高速度がかなり高く設定されており、こんな真っ暗闇のカーブの連続する山道で60マイル/hは出せないでしょうと思うようなこともありました。それでも、アメリカの道路では日本に比べると最高速度が合理的に設定されていると思います。日本は警察の裁量を残すために、わざと低い最高速度に設定しているとしか思えません。
フィンランドは至る所にスピードカメラがあります。幸い捕まりませんでしたが、気を付けて運転して下さい。
さて、いいよねっとのオービスデータはカーナビ(nüviシリーズなど)だけで使えると思っていたのですが、実はeTrex 20J/30Jといったハンディー機器でも使えるのですね。ただ、ファイルのインストールの方法がいいよねっとのダウンロードページに詳しくは書かれていません。
eTrex 20Jの場合はUSBケーブルでパソコンと接続して、既存のGarminディレクトリ直下に「Poi」という名前のフォルダを作りそこにオービスデータのファイルを入れたらいいようです。正しく格納されたかどうかの確認ですが、「目的地検索」「POI」を選んでオービスのリストが出てくれば大丈夫でしょう。