カシオからGPS搭載のG-SHOCKが今月26日に発売になります。こういうおもちゃは大好きなので早速購入したいと思ったのですが、カシオが提案するGPSの使い方には不満だらけです。
この腕時計は海外でGPSの信号を受信することでタイムゾーンを選択し時刻を補正することになっていますが、なぜか標準電波の受信機能まで持っています。GPSで時刻を補正するなら、こんなものは必要ないと思いますけどね。
私は標準電波が好きではありません。私の持っているPROTREKという腕時計に標準電波による時刻の補正機能があるのですが、九州の送信局に近い松江でも夜間にベランダや窓際に出しておかないと受信してくれません。(経験的には日本の2つの送信局から遠い関西は特にだめですね。)980円で買ったカシオの置時計の方がよっぽど標準電波の受信性能は高いです。
さて、この新しいG-SHOCKのGPS機能で何が可能になるのかというと以下のようなものです。
・GPS衛星電波受信
世界中で素早く正確な時刻表示を実現
- GPS衛星から現在地の位置・時刻情報を受信
- 位置情報からタイムゾーンを自動解析
- 現在地のサマータイムの有無を判断し、自動で正確な時刻を表示
・独自のGPSアルゴリズム
GPS衛星から位置情報を受信する際、地球全域を約500m単位でグリッド化した高分解能の地図データを用いることで、より正確な現在地の特定を実現。さらに、同一のタイムゾーン、サマータイムルールを適用しているエリアをグルーピングする可変データ方式の解析方法を用いることで、高速かつ精度の高い時差設定を可能にした。
・モードダイアル
GPS受信時に現在地の緯度を小針で表示。エアプレーンモード時には、飛行機のマークを指針。ワールドワイドでの使用を想定したディテールに仕上げた。
たったこれだけ?というのが正直なところです。せっかくGPSを持っているのだから、緯度と経度の数値くらい表示してくれたらいいのにと思うのです。できることなら、メモリーを搭載してもらって位置のログデータが記録できたらなと思います。
さらに、Bluetoothで位置のログデータをダウンロードするだけでなく、位置情報をリアルタイムに飛ばしてくれたら、パソコンなどで現在地を地図上に表示できて便利です。
現在地の緯度だけを小針で表示というのは何なのでしょうね?こんな機能が何の役に立つのでしょうか?時計マニアはこういう実用性のない機能が好きなんでしょうかね?カシオの技術者は今どきちまたにあふれるGPS腕時計の基本スペックもリサーチしてないのかなという疑問もあります。
カシオはGPSのことを「汎世界測位(全地球航空測位)システム」と日本語に訳していますが、こういうのもはじめて見ました。ちなみに、この腕時計のお値段は税抜10万円のようです。こんなものを買うよりもiWatchを待った方がいいかもしれないですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿